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ヒポクラテス
伝統的に西洋医学の父と呼ばれるヒポクラテスと、彼の名を冠して著した内科医たちは『ヒポクラテス全集』を著した。病気は神の仕業ではなく、内科医が観察し理由づけできる自然の原因によるものだと論じた、最初の医学文献群である。
ヒポクラテスの文書『流行病 第1巻』は、タソスの壁沿いに住んでいたフィリスコスの症例を記録している。一日目の発熱、短い寛解、その後暗色の尿とせん妄を伴う悪化——六日目に死ぬまでほぼ時間単位で追跡されている。西洋医学に現存する最古級の詳細な臨床症例記録の一つであり、ヒポクラテス学派が一般理論と同じくらい実在の一人の患者の経過を注視することを重視していた証拠である。
“患者一般についてのどんな理論を信じる前にも、実在の一人の患者について観察した事実を正確に書き留めよ。”