Rolfmueller · CC BY-SA 3.0
魯班
中国の大工と建築者の守護者、魯班は紀元前5世紀、魯の国に生きた。哲学者・墨子と同時代人である。伝承は鋸、鉋、墨縄などを彼の発明とし、中国各地の廟が彼を神格化し、建築者たちは今も彼の名を口にする。
二人が生きた時代の後の数世紀の間に編纂された『墨子』は、魯班が竹と木で作った鵲(かささぎ)が3日間も着地せずに飛び続けたと記し、彼はそれを自らの最高傑作と数えたと伝える。墨子はこれに反論した。自分がわずかな時間で削り出せる轄(くさび)は荷車一台分の穀物を運べるが、その鳥は何も運ばない——人の役に立つ技は「巧」であり、役に立たない技は単なる「利口さ」に過ぎない、と。この論争は今も中国における技術の目的をめぐる議論で引用される。
“職人はいかに巧みに飛ぶかではなく、仕事が何を運ぶかで判断される。”