短い答え
スカッシュは五輪種目ですか?
はい、2028年からです。2023年10月16日、ムンバイでのIOC総会で、クリケット、野球・ソフトボール、フラッグフットボール、ラクロスとともにスカッシュのロサンゼルス2028大会採用が可決されました。プログラムは男女シングルス種目です。これは長い招致キャンペーンの末の結果です――スカッシュは2012年、2016年、2020年、2024年大会への招致に失敗しており、2016年はゴルフとラグビーセブンズに、2020年は復活したレスリングに敗れました。その影響は1回の五輪期間をはるかに超えます。多くの国では国のスポーツ資金が五輪種目であるかどうかに紐づいており、これまで会費と有志の運営でやりくりしてきた連盟が国のハイパフォーマンス資金の対象となり、世界中でコーチングとジュニアプログラムを再編しつつあります。
スカッシュのスコアリング方法は?
現代のスカッシュはラリーポイント制(PAR)を採用しており、サーブ権に関係なくすべてのラリーで得点が入ります。ゲームは11点先取で、10-10になった場合は2点差がつくまで続行します。マッチは5ゲーム3先制で、ゲーム間は90秒です。サーブは1回のみでセカンドサーブはなく、フォルトはそのままラリーの喪失につながります。この方式は、サーバーだけが得点でき9点制だった旧イングランド式のスコアリングに取って代わったもので、男子プロツアーは2004年に切り替え、世界スカッシュ連盟は2008-09シーズンからPARを全レベルに拡大しました。この変更は試合時間を大幅に短縮し、長い守備的なラリーには実質的なコストが伴うようになったことで、選手たちをより早く攻めるよう仕向けました。
レットとストロークの違いは何ですか?
両方とも、2人の選手が1つのコートを共有する以上避けられない妨害に関するものです。レットはポイントが入らずにラリーを再開する判定で、相手が邪魔になったが道を空けようと本気で努力しており、妨害された選手はウィナーではなく良い返球を打てたであろう場合に与えられます。ストロークは妨害された選手にそのままポイントを与える判定で、相手がクリアの努力を尽くさなかったとき、打者のスイングが妨げられたとき、ボールがフロントウォールへの直線経路上で相手に当たったであろうとき、あるいは打者がウィナーを打てたであろうときに適用されます。打者がそもそもボールに届かなかったであろう場合や妨害がごくわずかだった場合は、レフェリーはノーレットを宣告し、申し立てた側の選手がそのラリーを失います。
スカッシュボールの色付きドットは何を意味しますか?
ボールがどれだけ弾むか、つまり実際にどれだけ体力を使わなければならないかを示しています。青と赤のドットは最も弾みやすく、初心者や冷えたコート向けで、温めなくてもラリーが続くようになっています。シングルイエロードットは遅く、2000年頃に標準化されたダブルイエロードットは、あらゆる本格的な競技で使われる最も遅いプロ用ボールです。ダブルイエローのボールは冷えているとほとんど死んでおり、本来の性能が出るまでに数分間の激しい打ち合いで温める必要があり、これが試合が5分間のノックアップから始まる理由です。初心者がプロ用のボールを使うと、単純にまったく弾まないと感じることが多く、これがスカッシュを諦める最も一般的な理由です。
なぜエジプトはスカッシュでこれほど強いのですか?
エジプトは2020年代を通じて男女それぞれの世界トップ10の約半数を占めてきました。これは他に類を見ない集中度です。その理由は謎めいたものではなく構造的なものです。カイロとアレクサンドリアのエジプトのスポーツクラブは家族が代々所属する施設で、コートの数も多く、子どもたちは幼い頃から絶えずプレーします。アムル・シャバナやラミー・アッシュールといった先駆者から現在のアカデミーへと続くコーチングの系譜が、フェイント、ホールド、フロントコートでの積極性を軸とした独特の攻撃的スタイルを伝えています。国内のジュニア回路はほとんどの国際大会より競争が激しいものです。そして積み重ねてきた長い歴史もあります――F・D・アムル・ベイは1930年代に全英オープンを5回制しており、スカッシュはほぼ1世紀にわたってエジプトで名誉あるスポーツであり続けてきました。
スカッシュは本当に最も健康的なスポーツですか?
フォーブス誌は2003年の10の最健康スポーツ調査でスカッシュを1位に選出し、心肺持久力、筋持久力、消費カロリー、筋力、柔軟性、負傷リスクを基準に採点しました。この論理は理にかなっています。スカッシュはほぼ絶え間ない動きと繰り返される高強度の動作、急激な方向転換、深いランジを、熱のこもった密閉空間の中で組み合わせているため、心拍数は長時間高いまま維持され、1時間当たりのカロリー消費量はあらゆるレクリエーションスポーツの中でも屈指の高さです。ただし注意点も現実にあります。同じランジの負荷が膝、股関節、アキレス腱の負傷を招きやすく、その強度は鍛えられていない心血管系に優しいものではありません。ボールとラケットによる目の負傷が、ほとんどの連盟でジュニア選手に保護ゴーグルが義務付けられている理由です。
スカッシュ用語の多くは英語発音のまま使われるが、他のラケットスポーツと微妙に意味が違うものが多い。スカッシュのゲームは他競技のセットに相当し、ストロークはラケットの打ち方ではなく妨害への得点判定、レングスとウィドゥスはショット名ではなく戦術の二軸だ。この区別を知らないと、解説が英語でも外国語のように聞こえる。
以下の40項目はコート構造と規則、審判判定、ショットと戦術、用具をカバーする。初めてコートに立つ人が実際に調べそうな語で、特にレット・ストローク・ノーレットの区別とカラードット等級は、初の実戦前に頭に入れておくべき二つだ。
用語
検索されやすい用語を優先しています。
- ボースト Boast
- 前面壁に届く前に側壁を当て、方向を大きく変えるショット。バックコーナーからストレートで出せないときの標準的な脱出で、相手を反対側のフロントコーナーまで引きずり最大移動距離を強いる。代償にTを明け渡すため、たいていカウンタードロップで罰せられる。無理なボーストが減ることが上達の指標になる。
- クリアリング Clearing
- ショット後、相手にボールへのアクセス、公正なスイング、前面壁への直線進路を与える義務。共有コートという競技の根幹規則で、守らなければレットではなくストロークで失点する。打った瞬間に中央を空ける習慣が初心者と中級者を分ける。
- コンダクト・ペナルティ Conduct penalty
- 審判が警告、ストローク没収、ゲーム没収、マッチ没収の4段階で科す規律処分。ラケット虐待、聞こえる・見える異議、故意の遅延、過度のアピール、暴言、身体的威嚇が対象。ボールがすぐ冷えて死ぬため遅延自体が競争優位になり、時間稼ぎは特に厳しく、重大な初犯はいきなりゲーム没収もあり得る。
- カウンタードロップ Counter drop
- 相手のドロップやボーストに対し、同じフロントコーナーへ再び短く落とす応手。前方へ走ってきた相手がすぐ反転・後退を強いられるため、守る側の身体負荷が最も大きいショットの一つ。だが打つ側も前に閉じ込められるのでミスは即失点——ボールに余裕を持って届いたときだけ選ぶ。
- クロスコート Cross-court
- コートを斜めに横切って反対側へ打つショット。ラリー方向を変える手段で、質はすべてウィドゥスで決まる。狭すぎるとT上の相手のボレー圏を通り、広ければ遠い側壁深くをかすめるかニックで死ぬ。初心者が最も失点しやすいショットの一つでもある。
- カットライン Cut line
- 前面壁の床から約1.78メートル(6フィート)の線で、サービスラインとも呼ばれる。サーブはこの線とアウトラインの間に当てねばならず、線自体に触れるとフォールト。サーブ後は規則上の意味はないが、ドライブの狙点がこの線のどれだけ上かがレングスを左右するため、練習では常に照準基準になる。
- デセプション Deception
- ショット方向を最後の瞬間まで隠し、相手の初動を誤らせる技術。コートが狭いため相手は打球前に方向を決めざるを得ず、だから効く。同じ準備からドロップもドライブも出せる構えが鍵で、エジプト勢が世界上位を支配したスタイルの基盤でもある。ただしボールに余裕を持って届いたときだけ機能する。
- ダブルイエロードット Double yellow dot
- 最も弾みの遅いプロ級ボールの等級表示で、2000年頃に標準化した。冷たいとほぼ死んでおり、数分強く打って温めて初めて生きる。初心者がこれで始めると「全然弾まない」と感じて早く辞めがちなので、レッドやブルーから始め等級を段階的に下げる。
- ダウン Down
- ボールが前面壁に届く前にティンに当たるか床でバウンドしたときのコールで、即相手の得点。ティンは標準約48センチ、男子プロでは約43センチしかないため、ドロップやキルを半センチ低く打った結果がほとんど。全速では完璧なニックと見分けにくく、プロではこの判定へのビデオ確認が多い。
- ドライブ Drive
- 前面壁へ真っすぐ打つ基本ショット。側壁に沿うストレートドライブはレールとも呼ばれレングス作りの主手段、反対側へ送るクロスコートドライブは方向転換に使う。初心者練習時間の大半がこの一本に入り、ドライブが安定してバックコーナーに落ち始めると他のショットははるかに付きやすい。
- ドロップショット Drop shot
- ティン直前のフロントコーナーへ柔らかく落としてラリーを終える仕上げ。途中で側壁にかすめるとバウンドがさらに死ぬ。相手がTの後ろにいるときだけ効くので、先にレングスを作ってからドロップを打つのが基本文法。許容は極薄——少し低いとティン、少し高いとカウンタードロップで罰せられる。
- フォールト Fault
- サーブの規則違反で即ラリー喪失。足がサービスボックス外や線に触れる、ボールがカットライン下やアウトライン上に当たる、正しい後方クオーターに落ちない場合など。セカンドサーブがないためフォールト一つが即失点で、だから無理な強サーブより控えめな高いロブサーブが標準になった。
- ガラスコート Glass court
- 四面の一部または全部をガラスにした移動式エキシビションコート。観客が外から見られ、中継と興行に決定的だった。ニューヨークのグランド・セントラル、ギーザのピラミッド前、香港のハーバーで大会が開かれたのはこのため。内側では反射と背景で視認が変わり、選手は別途適応時間を取る。
- ハーフコートライン Half-court line
- ショートラインから後壁まで、コート後半を左右に分ける線で二つのサービスボックスを区切る。サーブが正しい後方クオーターに落ちたかの基準で、ショートラインと交わる点がT。前半に相当線はないため、床線全体はだいたい逆さまのT字になる。
- ホールド Hold
- ボールに早く届いたあとスイング頂点でラケットを一瞬止め、打撃を遅らせる技術。相手に先に方向を決めさせ、空いたスペースへ打つ。同じ構えからドロップもクロスコートも出せるホールド・アンド・フリックは現代プロの基本兵器になった。条件は一つ——余裕を持ってボールに届く体力と時間。
- キルショット Kill shot
- 低く強く打ち、相手が届く前に二バウンドさせる仕上げ。浮いた緩いボールを高い打点から側壁基部やニックへ叩き落とすことが多い。ドロップが減速で終えるのに対し、キルはペースで終える。ティンが低いため許容はほぼなく、相手が完全に外れたときだけ打つ。
- ノックアップ Knock-up
- 試合前に二人でコート上で打ち合う5分のウォームアップで、2分半でサイドを替える。体をほぐす目的もあるが本質はボールを温めること。ダブルイエロードットは冷たいとほとんど弾まず、十分温めないとまともなラリーが始まらない。アマでもこの手順は守った方がよい。
- レングス Length
- ボールを十分深く送り、サービスボックスの後ろに落としてバックコーナーで死なせること。スカッシュで最も安全で基本的な概念で、相手をTの後ろへ押し攻撃選択肢を奪う。レングスは力ではなく前面壁狙点の高さで制御し、強く短いボールが後壁で跳ね返り中央に戻るのがクラブレベル最大のミス。
- レット Let
- 妨害があったが結果が明確でないとき、得点なしでラリーをやり直す判定。相手がクリアしようとしたが妨害された側が明確なウィナーではなく妥当な返球にとどまった場合が典型。前面壁へ向かう返球が相手に当たった場合やラリー中にボールが割れた場合もレット。審判なしのアマでは二人が合意で決める。
- ロブ Lob
- 相手のラケット到達圏の上を高くゆっくり越え、バックコーナーに落とすショット。ボレーでカットされるのを避けT復帰の時間を稼ぐため、フロントで外されたときのほぼ唯一のリセット手段。現代プロに一般観戦者が思うより高い遅い球が多い理由がここにある。
- ランジ Lunge
- 体を低くし前へ深く踏み出してラケットをボールへ伸ばす、スカッシュ象徴の動作。コートが狭いためほぼ毎ショットの最終接近がこの形になり、トップレベルでは2〜3秒ごとに繰り返される。前膝と股関節に大きな可動域負荷がかかるため、エキセントリック筋力と足首可動性がなければケガ直結。着地は爪先ではなく踵からが原則。
- ニック Nick
- 側壁と床の接合部に正確に当たり、バウンドせず床を転がるショット。事実上返せないため、クロスコートやボレーキルの理想の着地点。狙っても毎回は出ず数センチで決まり、適切なウィドゥスで確率が上がるのでウィドゥス練習の目標点として使う。
- ノーレット No let
- 妨害をアピールした側がむしろラリーを失う判定。そもそもボールに届かなかった、妨害が結果に影響しないほど軽い、ボールをプレーする真の試みがなかった場合に出る。2019年規則改正は安易な得点狙いの投機的アピールを明示的に抑え、審判は接触後もプレーを続ける選手側をますます優遇する傾向にある。
- ノットアップ Not up
- 合法な返球にならないときのコール。二バウンド後の打球、ストリング上でのキャリー、ダブルヒット、自分の体や衣服への接触など。ダウン・アウトと並び妨害と無関係にラリーを終わらせる三つのコールの一つで、プロのビデオ確認の多くはこの三つに使われる。
- アウトライン Out line
- コート上部を巡る境界線。前面壁で床から約4.57メートル(15フィート)、後壁で約2.13メートル(7フィート)、側壁で両者をつなぐ傾斜。この線やそれより上の壁に触れたボールはアウトで、線自体もアウト。ロブの実質天井となり、高い球の許容幅を決める。
- ポイント・ア・ラリー(PAR) Point-a-rally scoring (PAR)
- サーバーに関係なく全ラリーが得点になる現行得点方式。ゲームは11点、10-10からは2点差、マッチは5ゲーム3勝。男子プロが2004年に採用し、世界スカッシュ連盟が2008-09シーズンから全レベルへ広げ、サーバーだけが得点し9点まで行く旧英国式を置き換えた。試合は短く、ゲームは攻撃的になった。
- 保護ゴーグル Protective eyewear
- 眼を守るポリカーボネートレンズ装備。多くの連盟がジュニアとダブルスで着用を義務化する。ボール直径が眼窩にほぼぴったり入り直撃は深刻な損傷になり得るためだ。普通の眼鏡やサングラスは割れるとむしろ危険なのでラケットスポーツ専用が必要で、日本ではおおよそ3,000〜8,000円。
- PSAワールドツアー PSA World Tour
- プロフェッショナル・スカッシュ・アソシエーションが運営する世界プロツアーと世界ランキング制度。2015年に男女協会が合併し、日程・ランキング・マーケティングを一本で管理する。ランキングは暦年ポイントレースではなく一定期間のベスト成績をローリング計算し、ワールド・オープンなど主要大会のシードもこのランキングから決まる。
- レール Rail
- 側壁に密着して真っすぐ打つストレートドライブの別名。壁に近いほど相手のスイング空間を奪うが、早すぎる側壁接触は中央へ跳ね返し攻撃を渡す。プロが数分レールだけを打ち合うのは、先にラインが緩んだ側が即攻撃されるからだ。
- サービスボックス Service box
- コート後半左右に描かれた一辺約1.6メートル(5.25フィート)の正方形。サーブ時は少なくとも片足全体が線に触れず完全に中になければならない。ゲーム開始はどちらからでもよいが、得点のたびにサイドを替える。レングス判定の基準でもあり、このボックス後ろに落ちれば良いレングスとみなす。
- ショートライン Short line
- 前面壁から約5.44メートル(17.9フィート)でコートを横切る線で、前後半を分ける。レシーバーがボレーしない限り、サーブは反対側後方のこの線の後ろに落ちねばならない。ハーフコートラインとの交点がTで、実戦では得点判定より位置基準として遥かに多く言及される。
- ストローク Stroke
- 妨害の最強判定で、妨害された側にラリーと得点をそのまま与える。相手にクリアの真の努力がなかった、スイング自体が物理的に塞がれた、前面壁への直線進路で相手に当たった、明確なウィニングショットが取れた場合に出る。この規則がなければボールの前に立つだけで戦術になり得る——だから競技を支える装置として存在する。
- T(ティー) The T
- ショートラインとハーフコートラインが交わるコート中央で、四隅までの平均距離が最短の地点。毎ショット後ここへ戻る選手は動きが少なく早く着くため、ほぼすべての戦術がこの一点から始まる。ただし相手のボール進路を塞いで立つとストロークを失うので、占有ではなくクリアして戻るリズムとして理解する。
- ティン Tin
- 前面壁下部に固定された金属帯。ここに当たると相手の得点でラリー終了。標準高は約48センチ(19インチ)、男子プロの多くは攻撃を促すため約43センチ(17インチ)に下げる。当たると音がするので判定は明確。テニスのネットに相当し、パワーより精密さを報いる最大の理由でもある。
- トリクルボースト Trickle boast
- 近い側壁をわずかにかすめてフロントコーナーへころがす奇襲ボースト。スイングはドライブに見えて突然方向が変わるため、後ろにいる相手には事実上届かない距離になる。逆に読まれるか相手がすでに前にいると、ボールは中央にゆっくり浮き即失点——リスクの高い選択だ。
- ターン Turn
- 後壁から跳ね返ったボールを追って体を回して打つこと。規則上合法だが回った瞬間相手が視界から消え、スカッシュで最も危険な瞬間の一つ。相手に当たりそうなら振らずレットを取るのが規則と礼儀で、ターン後に当てるとむしろラリーを失うこともある。
- USスカッシュ US Squash
- 1904年設立の米国スカッシュ統括団体で、この競技で最も古い連盟の一つ。ドレクセル大学フィラデルフィア・キャンパス内のアーレン・スペクター USスカッシュ・センターに本部を置き、国内・地域のアマチュア大会、ジュニア・大学プログラム、ランキングを運営し、同会場は2013年から全米オープンを開催している。公認アマチュア大会に出るなら、まず会員登録とエントリー要件を確認すべき。
- ボレー Volley
- バウンド前に空中で打球すること。ラリー周期から約1秒を削り相手の復帰時間を奪い、前面壁に近い高い打点から攻撃機会を生む。ウィドゥス不足のクロスコートを罰する標準手段でもある。T付近で背を伸ばして立つ選手は、大抵落ちる前に取る構えをしている。
- ウィドゥス Width
- ショットを左右にどれだけ広げて送るかで、レングスと並ぶ戦術の二軸。クロスコートは相手のボレー圏を越えるウィドゥスが要り、ストレートは側壁に密着しつつ早すぎる接触を避けるウィドゥスが要る。上級者が「数センチの隙間を狙う」と言う対象がこの値だ。
- 世界スカッシュ連盟 World Squash Federation
- 1967年国際スカッシュ・ラケッツ連盟として創設、1992年に改称した国際統括団体で、本部はイングランド・ヘイスティングス。コート・ボール・ラケット仕様と競技規則を定め、世界選手権とワールドチーム選手権を運営する。度重なる招致失敗の末、2023年にスカッシュを2028ロサンゼルス五輪プログラムへ載せた主体でもある。