1960-12-09日付
オーストラリア vs 西インド諸島、第1テスト大会
同点(双方737ラン)スコア
ザ・ガバ、ブリスベン会場
試合の展開
西インド諸島はガーフィールド・ソーバーズの132を軸に一イニングス453、オーストラリアはノーマン・オニールの181で505と応じた。西インド諸島二イニングス284で、オーストラリアの目標は233。92/6まで崩れたが、アラン・デイヴィッドソンと主将リッチー・ベノーが134を加え試合をひっくり返す。デイヴィッドソンは同一テストでセンチュリーと10ウィケットを取った初の選手となった。残り八球で6ラン・ウィケット3本という局面。ウェス・ホール最終オーバーでベノーがキャッチビハインド、ウォーリー・グラウトがコンラッド・ハントの境界からの送球で二走を試みてランアウト。同点の最終球、ジョー・ソロモンがスクエアレッグから一本しか見えないスタンプへ直撃送球しイアン・メッキフをランアウト。両チーム737——テスト史上初のタイ。フランク・ウォレルが常任主将として臨んだ最初のシリーズでもあり、シリーズ終了時には約50万人がメルボルンの通りを埋め、遠征チームを見送った。
今も語られる理由
1950年代後半の遅く低得点なクリケットへの観客離れを一挙に逆転させた試合である。このシリーズは攻撃的クリケットが観衆を呼べることを証明し、両国のライバル関係はその後フランク・ウォレル・トロフィーと名付けられた。西インド諸島初の常任黒人主将としてのウォレルの地位を固め、続く二十年のカリブ支配の礎ともなった。