薬剤師、1550年のエーベルス・パピルス
薬剤師の一日は1550年の「エーベルス・パピルス」に要約できる。横に置く数は136だ。有名人の逸話を職務の定義にしない。その傾向は強まりつつある。カナダのアルバータ州は2007年以降、資格を持つ薬剤師に広範な処方権を認めている。英国では2006年以降、独立処方権を持つ薬剤師の養成が行われており、2026年からは新規登録するすべての薬剤師が処方資格を得る。米国の多くの州では避妊薬の処方やインフルエンザ・溶連菌の検査治療が薬剤師に認められている。1240年に築かれた処方者と調剤者の間の壁は、意図的に低くされつつある。
薬剤師は法的責任を負う有資格の薬の専門家であり、すべての処方箋を確認し、相互作用や用量を判断し、患者に服薬指導を行い、多くの国ではワクチン接種や処方まで行う。1〜2年の教育を受けたテクニシャンは、数量確認、ラベル貼付、在庫管理など物理的な作業の多くを担う。ほとんどの管轄区域では、薬剤師の最終確認なしに薬が薬局を出ることはない。 米国が最も高く、労働統計局によれば2020年代半ばの年収中央値は約13万6千ドルである。カナダの薬剤師は通常約11万カナダドル、英国の病院薬剤師はNHSの給与等級で約4万7千〜6万3千ポンド、オーストラリアの地域薬局薬剤師は教育年数に比して比較的低めである。インドでは常勤薬剤師の年収は数十万ルピー程度が一般的で、欧米の報酬のごく一部にとどまる。
数量確認業務の多くはすでに自動化されている。調剤ロボットや中央集約型の調剤倉庫が処方箋の相当な割合を組み立て、ソフトウェアが相互作用を自動的に検知する。人間に残るのは判断の層である — 検知された相互作用がこの患者にとって本当に重要かを判断すること、コンピューターが承認してしまった薬剤誤認を見抜くこと、服薬指導、ワクチン接種、処方である。職業は消滅するのではなく、こうした臨床業務へと軸足を移している。 調剤は業務全体の目に見える一割にすぎないからである。カウンターの裏側では、薬剤師またはそのチームが処方者の権限を確認し、患者の年齢・体重・腎機能・他の服用薬に照らして用量を確認し、保険の拒否対応を行い、相互作用や重複を確認し、最終的な正確性チェックを行う。こうした確認の行列と、処方者への電話連絡こそが、実際の待ち時間の正体である。
病院薬剤師は臨床チームの一員として働き、回診に参加し、腎機能や肝機能に応じて用量を調整し、無菌の点滴剤や抗がん剤を調製し、抗菌薬適正使用を管理し、処方者に直接助言する。地域薬局の薬剤師は市民と直接向き合う側を担い、調剤、服薬指導、ワクチン接種、軽度の疾患対応を行う。病院薬剤師という役割を生んだ臨床薬学運動は、1960年代の米国の大学病院で始まった。 薬学はそれを実践する専門職よりも古い。人々はシュメール、エジプト、インド、中国、ギリシャで、約三千年にわたって薬の処方を書き残してきたが、その調製を独立した規制された職業とする者は誰もいなかった。この分離は独立して二度起きている。8世紀のイスラーム世界で、バグダードの薬店が国家の検査下に置かれたときと、1240年頃のヨーロッパで、皇帝フリードリヒ2世が処方する者は販売する者であってはならないと法で定めたときである。
報告書の最初の行は「エーベルス・パピルス」だ。薬剤師は1550年と数136があって仕事が見える。 職業の文章は、入る経路と、一日の技術と、責任が終わる場所を分ける。薬剤師は1550年の「エーベルス・パピルス」でそのうち一つを言い、数136をその言葉だけに付ける。日本の読者は求人で職業に先に会うので、歓迎条件を歴史として書かない。資格と慣習と道具は別の文だ。一つの文の数を、別の文の年収のように読まない。1550年
残す数字
- 基準の年
- 1550年
- 仕事の数
- 136
- 職業の名
- 薬剤師
- 業務の行
- エーベルス・パピルス