2023-05-01日付
世界スヌーカー選手権大会
18-15スコア
クルシブル・シアター、シェフィールド会場
試合の展開
ベルギーのルカ・ブレセルは決勝序盤でマーク・セルビーに5-10とリードされた。セッション中盤の休憩でインタビュー待機室でピザを食べる姿がテレビカメラに捉えられ、ソーシャルメディアで拡散され、まったくプレッシャーなく戦っている合図とすぐ解釈された。その後ブレセルは明らかに集中を高め、セルビーの老練なセーフティに攻撃的ポッティングで対抗しながらフレームを一つずつ奪った。最終セッションで完全に逆転し18-15で勝ち、ブリテン諸島外から、そして大陸欧州から初の世界チャンピオンとなった。優勝直後に涙を流しながら観客席の家族に手を振り、この決勝は以降「ピザ決勝」の異名で呼ばれるようになった。
今も語られる理由
この優勝は、20世紀を通じて英国とアイルランド、のちに英連邦諸国だけから出てきた世界チャンピオンの系譜を初めて断ち切った。ブレセルの優勝は大陸欧州全体でスヌーカーへの関心を復活させ、圧力下で平静を保つことが技術と同じくらい重要だという事例として、以降コーチング資料でも繰り返し引用されている。