1970-05-10日付
スタンレー・カップ・プレーオフ大会
4–3(延長)スコア
ボストン・ガーデン、ボストン会場
試合の展開
ボストンはシリーズ3–0でリードし、1941年以来初優勝まであと1勝。試合は別の意味の乱戦になった。セントルイスが三度リードし、ボストンが三度追いつき、レギュレーション終了時点で3–3。延長40秒、ボビー・オールがデレク・サンダーソンからのパスを右ボードで受けネットへ切り込み、ノエル・ピカードに足を取られながらグレン・ホールを破った。オールが氷と平行に飛び腕を広げた姿を撮ったレイ・リュシエの写真は、競技でもっとも複製されたイメージになった。そのシーズンのオールはディフェンスマン唯一のアート・ロス(120ポイント)に加えハート、ノリス、コン・スマイス——一年で四大トロフィー。拡張チームだけの西ディビジョン代表セントルイスは3年連続決勝進出もすべてスイープ負けだった。
今も語られる理由
オールのゴールは結果を超えて象徴として残った。ディフェンスマンがラッシュでシリーズを終わらせたことでポジションが再定義され、ポール・コフィーからケール・マカーへと続く攻撃的ブルーライナーの系譜が始まった。スイープはまた1967年拡張後の格差の大きさを露呈し、リーグを構造改革へ押しやった。