1976-02-05日付
冬季オリンピック大会
1:45.73 vs 1:46.06スコア
インスブルック会場
試合の展開
地元観衆の巨大な期待の下、オーストリアのフランツ・クラマーはパチャーコーフェルでスタート15番。スイスのベルンハルト・ルッシがすでに極めて速い基準タイムを出しており、クラマーはそれを超えるためスタートからほぼ制御不能な速さでコースを攻めた。何度もバランスを失いかけながら決して引かず、最終的に0.33秒差でルッシを破って金を取った。滑走はオーストリア全土に生中継され、クラマーがフィニッシュを越えた瞬間に観衆が沸いた。彼は国民的英雄となり、その後も数シーズンにわたって滑降種目の顔であり続けた。
今も語られる理由
この滑走は今も滑降史上最高の単一パフォーマンスとされ、攻撃的でリスクを取るスタイルが保守的で制御されたタイムを破った象徴的な事例だ。地元五輪での優勝はオーストリアのスピード種目の伝統を強化し、クラマーの滑走は以降のすべての滑降選手世代の参照点であり続けている。